2021-04-08 第204回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号
ところが、今回の新規制基準の適合性審査に当たっては、これはちょっと驚いたんですけれども、まるで事故に遭った自動車のフロントガラスのように、原子炉建屋直下に物すごくびっしりと網目のように断層が走っている、それを初めて出してきたわけですね。そして、しかも、東西性だけじゃなくて南北性の褶曲活動という、これはA―17断層といって、プレートの横からの押す圧力によってできたと。
ところが、今回の新規制基準の適合性審査に当たっては、これはちょっと驚いたんですけれども、まるで事故に遭った自動車のフロントガラスのように、原子炉建屋直下に物すごくびっしりと網目のように断層が走っている、それを初めて出してきたわけですね。そして、しかも、東西性だけじゃなくて南北性の褶曲活動という、これはA―17断層といって、プレートの横からの押す圧力によってできたと。
こういうことを踏まえて、原子力規制庁の責任者、そして原子力防災担当大臣としてお尋ねいたしますが、第一に、原子炉建屋直下に活断層の可能性があると指摘されている日本原電の敦賀第二原発、ここの審査に使う地質データを日本原電が書きかえた問題です、大臣も御存じかと思いますが。非常にこれは問題だと思っております。
その上で、「原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれか」という特定が、なぜこんなことが提案できるのか、いま一度御説明ください。
先ほど申し上げたとおり、事務局が追加の提案ですね、「原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれか」という文言を追加された根拠がピアレビュー会合におけるコメントの中にはないという理解でいいのか、あるということなのか、端的にお答えください。
○浜野喜史君 最終的なこれ表現になっていますが、K断層の連続性については、「D—1破砕帯等、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれか」という、この原子炉建屋直下というのは、二号機の原子炉建屋直下という理解でよろしいでしょうか。
今御指摘いただいたこのK断層とD—1破砕帯、これが一連の構造であるのかとか、あるいは原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかと一連の構造であるのかといったところがなぜ問題になるかと申し上げますと、この有識者会合が調査の対象としていたのが、そもそも、日本原電敦賀発電所の敷地内に破砕帯がたくさんある、その中でも二号炉の原子炉建屋の直下を通過するものもいろいろある、その中でD—1破砕帯というものが比較的長
最終的に、「D—1破砕帯等、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれか」というような表現の事務局提案の追加があり、そのとおりに了承されたということになっております。この中で、私は、ピアレビュー会合の意見などを踏まえると、「D—1破砕帯等、」というところまでは百歩譲って、ピアレビューアーのコメントを踏まえて事務局が提案したということで百歩譲ってこれは理解できるというふうに思います。
今の、済みません、先生の御質問のこの書換えというのは、その原子炉建屋直下を通るというこの文言のことをおっしゃっているんだとすると、そういう御質問だとすると、その直接の材料はこの中にはございません。それは見て明らかでございます。
原子炉建屋直下のという言葉が入った根拠は何かという御質問ということでお答えすればよろしいでしょうか。(発言する者あり) はい。
それから、元々対象になっておりますD―1破砕帯というのがなぜ調査の対象になったかというと、これは、二号炉の原子炉建屋直下を通って浦底断層の、というのは、日本原電の敦賀発電所の敷地内にある一級の活断層でございますが、この浦底断層と連動して原子炉建屋直下を通るものが運動するのかどうかということが焦点だったので、その代表的なものとしてD―1破砕帯が選定された、こういった経緯もございましたので、私ども、それからもう
もう一つ、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれか、こういう表現が加わったんです。この二つが加わったんですけれども、等という表現と、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかと、この二つの記述は私は意味合いが違うというふうに理解するんですけれども、これは専門的な意味合いではございません。記述の内容の問題でございます。参考人で結構です、お答えください。
○浜野喜史君 この十行のコメントの中で、原子炉建屋直下、これは二号炉なんです、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかという記述を加える根拠になり得るのは、私は先ほどの部分だけだというふうに理解をいたしました。ただ、これは二号炉じゃないんです。一号炉の下を走っている断層のことを指しているんです。にもかかわらず、なぜ二号炉の記述につながるのか、全く分かりません。御説明ください。
それから、原子炉建屋直下を通過するというのは、まさに文字どおり原子炉建屋直下を通過するものと、そういう意味でございますので、同じ意味ではないというのはそのとおりでございます。
○政府参考人(櫻田道夫君) 施設の存続を左右するというお話でありますが、先ほど来私からもあるいは委員長からも御答弁申し上げてありますとおり、原子炉建屋直下に将来活動する可能性のある断層等が確認されたということになりますと、これは新規制基準に適合しないということになります。
私が質問申し上げたのは、原子炉建屋直下を通過する破砕帯の評価は施設の存続を左右するものであるというふうに考えますけれども、いかがでしょうかというふうにお尋ねを申し上げております。事務方でも結構でございます、お願いします。
○浜野喜史君 ということは、この原子炉建屋直下を通過する破砕帯の評価というのは施設の存続を左右するものであるというふうに考えられると思いますけれども、見解をお伺いしたいと思います。
この結論部分の箇所は、原子炉建屋直下を通過する破砕帯の評価ということでありますので、極めて重要な内容であるというふうに理解をいたしますけれども、田中委員長の見解をまずお伺いします。
次に、昨年四月に環境委員会へ提出された資料のうち結論部分の書換えの理由が分かる箇所は、四月の提出資料六における、有識者会合としても、限られたデータの中でそこまで踏み込んだ検討を行ったわけではないので、D―1破砕帯と一連の構造という部分を、D―1破砕帯等、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかにしたという箇所と、加えて、昨年四月の提出資料三、四における、Kの相方をD―1に限る根拠はないという指摘への
粟田さん、それから岡田さんのピアレビューのコメントでは、原子炉建屋直下のいずれかと一体であるのではないかということは一切出ておりません。むしろ、ピアレビュー会合の中では、K断層は消滅してしまって原子炉建屋の方までつながっていないとの趣旨の発言をされています。それにもかかわらず、事務局はどうして原子炉建屋直下のいずれかと一体であるという言葉を提案したのか分かりません。
それ以降、メールのやり取りで修正がなされて、下にありますように、D―1破砕帯と一連の構造というところが、D―1破砕帯等、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかというふうに字句修正がなされたところであります。 まずお伺いします。このような表現の見直しがなされたという事実経過、これは正しいということで理解させていただいてよろしいでしょうか、まずお伺いします。
それが突如として、D―1破砕帯等、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかというふうに対象が変化したわけなんです。これ、重要な内容の変更であるというふうにこれは受け止めることが当然だということを申し上げておきたいと思います。 その上で、この修正がどのような形でなされたのか。これはもう委員長が御承知なければ事務方でも結構でございます。どのような形でなされたのか。
げてこれは一連の構造というふうに表現をすると、これは同じものであるとか、D―1とKが同じものであるとか、D―1とKが一体のものであるとか、こういうようなイメージをお持ちになる可能性もありますし、またそういった受け止め方をされたという、おそれもあるかなということも踏まえまして、一連の構造というのはどういう意味かということももう少しきちんと書いた方がよろしいのではないかということで、D―1破砕帯等、原子炉建屋直下
その対象が、それまで二年間の間ずっと審議されていたD—1破砕帯、こちらが対象だったんですが、今年の三月二十五日に最終結論になったら、D—1破砕帯等、原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかというように、破砕帯単一ではなく何か対象が特定されない広いものに、いずれかというふうに広がった。
ところが、今回の再評価書では、K断層の連続性については、南方に連続している可能性があり、D―1破砕帯と原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかと一連の構造である可能性が否定できない、非常に後退しているわけですけれども、いずれかなんです、いずれか。
現在、敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合で評価していただいているのは、原子炉建屋直下の破砕帯についてであり、二〇〇八年四月に行われた原子力政策「転換」懇談会による敦賀発電所の浦底断層の調査とは直接関係するものではありません。
○田中(俊)政府参考人 ただいま櫻田部長の方から御説明がありましたように、現在行っているのは、原子炉建屋直下を通るD—1破砕帯と呼ばれるものの活動性についての調査であります。
敦賀発電所の敷地内破砕帯については、昨年十月から有識者による調査と評価を行って、現在までに得られたデータをもとに、敦賀発電所二号炉原子炉建屋直下を通っておりますD—1という破砕帯がございますが、それについては、耐震指針における耐震設計上考慮する活断層であるという取りまとめが行われまして、それを受けて、規制委員会としては、五月二十二日の委員会でこの結果を了承したところでございます。
それから、今回の評価の結果ですけれども、有識者会合において、現在までこの半年、随分集中的に事業者からの意見のヒアリングも何度も行ってきました結果に基づいて、現状のデータに基づいて評価結果が出せるということで、結果的には、敦賀発電所二号炉原子炉建屋直下を通るD—1破砕帯については、後期更新世以降、四十万年以降の活動が否定できないものであるということで、耐震指針における耐震設計上考慮する活断層であるという
柏崎刈羽原発は、原子炉建屋直下の断層が活断層の疑いがございます。再稼働できるのかどうか、早くはっきりしてほしいというふうに地元の皆さんから言われております。 先月、敷地内の断層について、新たな基準に基づくバックフィットの審査の中で活断層かどうかを評価する方針を示されました。